伊勢崎市議報酬一律に:後日談
このブログ「報酬は旧4市町村平均額 伊勢崎市議会」で取り上げましたが、上毛新聞に総括的な記事が載りました。
いろいろな要因があると思いますが、一見して吸収合併を対等合併と呼んだり、合併時に議員定数を決めておけばいいのに先送りしたりと、拙速や怠慢や意地の張り合いが跋扈しているようにしか見えません。
そんな中で歳費を平均額に決めた伊勢崎市議会が、評価されるのです。
後から愚痴を言うのもみっともない気がしますが、、、
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NEWS レクチャー 伊勢崎市議の報酬一律化
「給料が減っちゃって、ゴルフも自粛しなくては」「市議になって会社経営をやめたので、給料の激減は痛い」
官公庁で給料が支給された二十一日、旧伊勢崎市出身の市議の間から、ため息まじりの会話が漏れた。二十八万六千七百十円の新しい議員報酬は、合併前の四十八万五千円と比べ、二十万円近い大幅カットだった。
逆に、赤堀、佐波東、境の旧町村出身市議は六―十二万円増加した。来年四月までの在任特例期間中、伊勢崎市議の報酬は全国でも異例の「一律一本化」で支払われる。
◎格の違い
市議報酬は報酬審議会の答申に沿って、「旧四市町村の報酬額のまま」とする市執行部や旧市議らの主張を、「同じ市議なら平等にすべき」と訴える旧町村議らが市議会三月定例会で覆した。報酬問題に限らず、地域対抗の構図は今後の議会運営を含めさまざまな場面で顔を出してきそうだ。
八十三人のマンモス伊勢崎市議会にあって、議員の一体感はあまりに未成熟だ。一人の旧市議は「三千票と三百票の違い」という言葉で、“格の違い”を表そうとする。「(議員報酬は)採決を粛々と受け止めるのが、民主主義のルール」とはいえ、「十倍前後の得票差があるのに、なぜ平等と言えるか。支持者が多い分、交際費などもかさむ」と本音を漏らす。
一方、合併前の法定協議会で委員を務めた旧町村幹部は議員報酬の攻防について、合併前に比べ低下したとの指摘もある支所権限を例に、「きめこまかな所で対等合併の矛盾を感じている議員が修正案にその不満をぶつけた」と分析する。
議会の会派は公明、共産を除き地域別で構成され、自然と対抗心があおられる。本会議場には質問内容に対するやじや罵ば声せいがしきりと飛び交うようになった。
合併協議を振り返ると、新市建設計画では旧町村部への社会体育館建設、環状線道路の整備など、大規模プロジェクトが目白押しだ。だが、先行き不透明な財政事情にあって、事業を完全に遂行できる保証はない。旧赤堀、佐波東地域で先送りした都市計画の線引きにしても、不公平感がくすぶる。地域間の利害調整が必要な政策課題が山積している。
◎市民意識
前橋市議会は今年二月までの在任特例期間中の議員報酬で、「一市二制度」(旧市議五十八万五千円、旧町村議四十万円)とした。伊勢崎市議会の報酬一本化への評価は「在任特例期間が長く、旧市議は生活面で苦しいのでは」(旧市部選出市議)、「町村側には伊勢崎方式が公平という意見が多い」(旧町村部選出市議)と、やはり地域によって意見が分かれる。
報酬問題で浮き彫りとなった対決構図が尾を引くようだと、同じ市民意識に根ざした公正な政治の執行に影響を及ぼしかねない。伊勢崎市職員は旧市、旧町村出身者ともに「議員報酬がしこりとなって、さまざまなことに支障が出なければいいが」と先行きを不安視している。
◎伊勢崎市の議員報酬をめぐる動き
2004年2月
第7回法定協で最高額の伊勢崎市の報酬に合わせる議案が提出されたが、一部委員が合併の主目的である行政改革や経費削減面から反発
同年3月
第8回法定協で報酬については新市発足後に報酬審議会を開いて報酬額を検討協議するとの妥協案が出され、了承
05年2月
報酬審議会が矢内一雄市長から諮問された在任特例期間中の議員の報酬額について、合併前の旧4市町村の額とする1市4制度を答申
同年3月
旧佐波東村議会を母体にした東クラブの11人が旧4市町村の平均額とする修正案を提出。本会議で可決され、報酬審が答申した1市4制度案は事実上“廃案”に
伊勢崎支局 宮崎秀貴
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