葛飾区議会のパネル使用:城東タイムス
城東タイムス、平成16年7月15日。
葛飾区議会、本会議が2日間、紛糾
怒号とヤジの、応酬、鈴木烈議員へ懲罰動議も
平成16年第2回葛飾区議会定例会の本会議で、区政一般質問が行われる予定の6月7日、午後からの会議が突然ストップ、2日間にわたって紛糾するという事態が発生した。
紛糾のきっかけは、その日、一般質問に登壇予定の鈴木烈議員(30歳、葛飾・民主・区民連合、与党)が、質問間際になって、壇上でパネルを使いたい、と言いだしたことによるもの。
本会議を中断して行われた午後の議会運営委員会=議運で、パネル使用について「今回は不可」となった。
しかし、同議員は、議運の決定は認められないと主張、再開された本会議場で突然、動議を提出するような強行態度に出たため、「議運軽視」などの野次と怒号が飛び交い、大きく紛糾、再び議会が中断した。
議運の話し合いは、当日深夜にまで及び、翌8日も議会はストップしたまま。
午後になってようやく一般質間が始まったが、再開冒頭の質問で、杉浦よう子議員(公)が、鈴木烈議員を名指しして「遺憾の意を表明」すると言う異例の発言となった。
その後、質問の順番になった鈴木烈議員から、パネル使用の許可を求める動議が出されたが、自民・公明の反対で否決された。
議場では、野次の応酬があるなど再び騒然となり、動議の起立採決の際、鈴木議員は動議の提出者であるにもかかわらず、動議に賛意の態度も示さないという混乱ぶりになった。
翌9日、この騒ぎで、鈴木烈議員の所属する会派・区民連合の幹事長である石井みさお議員が、幹事長を辞任。
そればかりか同会派からも離脱、無所属議員になった。
さらに10日には、自民・公明の議員31名が「鈴木烈議員に対する懲罰動議」を提出。
動議の理由は、起立採決の時、鈴木烈議員のとった態度が、区議会規則第104条に規定する議事妨害にあたりき議会秩序を乱す行為だ、というもの。
しかしその後、鈴木議員本人と区民連合の会派から、理解不足や知識不足などにより、また、感情的な批判などを行い議会を混乱させたとして、正式に謝罪と反省があったため、21日懲罰動議は撤回された。
鈴木烈議員は会派内の役職をすべて返上、自らも委員だった議会運営委員会の職も辞した。
定例会は、6月23日の最終本会議で閉会したが、一連の混乱のため、日程への影響は10日間以上続き、各部課の仕事や予定にもくるいが生じたりした。
また、職員の帰宅が深夜2時近くになるなど、18入の職員が延べ約90時間の時間外勤務を余儀なくされた。
職員の時間外勤務や経費等で、少なくとも22万円以上の税金が余分に使われた。
なお、鈴木烈議員は、今回の前にも自らのホームページで他の議員を中傷するような表現を使ったことで、幹事長を伴い各会派へ謝罪に回っている。
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