阿部悦子議員サイト
2003年7月10日
2つの反対討論
明日、6月議会の最終日を迎えるため、今日、議会運営委員会が開かれた。私は、今井久代議員の代理でオブザーバーという身分で、 初出席を果たした。
今日、私は、重大なテーマをもって出席した。私は、本会議に2つの反対討論をしたいと、昨日の締切時間5時までに、 高門議運委員長に申し出をしていたのだ。一つは、「アメリカ合衆国、ハワイ州との姉妹提携に関する決議案」もう一つは、 「教育基本法の早期改正を求める意見書」である。
今議会から、討論が自由になった(日々便り6月5日参照)ことから、初めて2本の討論を申し出たのだ。2議案ともに、非常に大切な案件である。 この2本の討論が認められるかどうかだ。
教育基本法改正に反対の
3人の討論を1本にするなんて
「教育基本法改正」への反対討論の申し出は、3人からあった。社民党笹田議員、共産党佐々木議員、そして私。 「同じ主旨の討論は一本化すべき」との意見もあったが、私は、3人は各々違った観点から反対しており、 一本化すべきではないと主張、そこで、この3人が別室で「調整」を行うことになった。 (笹田議員のかわりに、同じ社民の村上議員)3人と委員長、事務局長が別室に移動、話し合いを行う。
社民としては、是非やりたい、私も他の人と観点が違うのでやりたい、と言った。佐々木議員は辞退。 「基本法について賛否があるなか、多数決で意見書を出すべきではなく、提案そのものに反対」という主旨が「適切ではなかった」として、 反対討論の希望を撤回されたのだ。私は、教育基本法改正への意見書を出すなどという一大事に、一本でも多くの反対討論が出るのが良いと思い、 「是非やってください」とお願いしたのだったけれど。
そこで、残りの2人は、反対討論を一本化しないという結論を議運に持ち帰って報告。 それで、同一議案についての複数の人の討論を認めることについては決まったと思われた。 そして、もう一つの問題、一人の議員が、2本の討論をするということも、合意の方向で話は進む。
何本の討論でも5分以内
そこで、あろうことか、一人の議員持ち時間は、何本の討論をしようが、5分以内というのだ。私は反対をした。 「一本の討論で最低5分は必要です。2本で5分の討論などというのは不可能です。一本ずつ、各々5分にしてください」と「お願い」した。 そして私は、四国内の他の3県の例を挙げた。「高知は10分、香川は5分、徳島は『制限無し』で、 一議案についての討論を議運で一本化するよう『調整する』などという県は、もちろんない。また、他県では、討論の本数に制限はなく、1本について各々の時間が与えられている」と訴えた。それに対して、 「他県は他県、ここは愛媛県だ」という意見も出た。さらに「我々議員は人気商売である。1人が何回も登壇するのは問題」という意見も。そして、「何本しても5分」で決まったのだ。「異議なーし」の一言で。
なぜ討論を制限するのか
なぜ、討論させないこと、時間を与えないことにそんなにもこだわるのだろうか。「もし1人が10本もやって、 それも皆がそれを申し出たとしたら、円滑な議会運営が行われなくなる」などという意見も出た。しかし、 それはそれで結構なことではないか。本会議は、たくさんの県民に聞かれているが、「異議なーし」「異議なーし」と、 内容も理解されないまま、議員が立ったり座ったり、そんなことを見に来ても、おもしろくもおかしくもないだろう。
議会には、それを「おもしろく」する責任がある。それは、説明責任である。自分たちの納めた税金が、 なぜこのことに使われているのか、問題があるとしたら、どのようなことか、自分たちの代表がどんなことを考えているのか、 討論が活発になれば、議会の中身がわかりやすくなり、おもしろくなるだろう。「わからせたくない」議員が多いのだとしか思えない。
とにかく私は、「ハワイ州との姉妹提携に関する決議案」の1本を選んだ。5分以内に2本では、 どちらも充分言い切れないと思ったのだ。「教育基本法改正」への反対討論をできないことは、 ほんとうに断腸の思い、請願をされた人たちにも申し訳ないことだ。これからは他県並みに討論がほんとうに自由になるよう、 努力していかなければならないと思う。
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