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サッカー放送に望むこと

サッカーワールドカップが始まりました。
ジーコジャパンの試合を、とても楽しみにしています。
野球によって培われたであろうスポーツ中継の映像、そのままサッカーに当てはめられているようでとても不満です。
先のドイツ戦を思い出しながら、その不満をたらたらと書いてみたいと思います。

家内がイタリアサッカーにはまって、スカパー契約までしている影響で、セリエAの試合をたまに一緒に見ています。
おかげで、試合内容に対する目をある程度持っていると同時に、テレビ局の試合の見せ方も素晴らしいと思っています。
また、ハイビジョンも持っているので、地デジの映像も見ることができます。
だから、本当はもっともっともっと引いて、広い範囲の選手の動きを見てみたいのですが、これは「もう少しは引いてくれないかな」と言う程度で抑えておきます。

野球中継での醍醐味は、投手と捕手、そして打者との駆け引きがあります。捕手のサインに首を振るときの投手の微妙な表情から、球種やコースを予想するのは楽しいことです。
だから、投手のアップは必要不可欠ですし、それに対する打者のアップも当然必要で、それが次の動きへの興味を掻き立てます。

しかし、サッカーで各選手の表情がそれほど大事でしょうか?
私はそれよりは各選手の動きを見たいと思います。
加地や三都主、駒野あたりが、どういう展開のときに、どこから駆け上がって、それが徒労に終わったときに、どう戻ってきたか、そんなシーンも見たいのです。
コールキックで、芝とボールのコントラストはとても綺麗でした。普段は映らない川口のアップもいいでしょう。しかぁーし、蹴られる時には、他の選手がどのように展開しているのか見たいのです。

野球のファインプレイは何回見ても感動します。野球では試合の動きが泊まっていることが多いので、そのときに何回見ても、拍手喝采を送れます。
高原のゴールシーン、とても素晴らしかったです。スローのリプレイはその感動を新たにしてくれました。しかぁーし、ゲームが動いているときに何度もリプレイして欲しくありません。
ゲームが止まっている時なら構いません。コールシーンは何度見ても興奮します。でも、試合を見たいのです。
まして、延々とジーコが喜んでいるところまでリプレイしなくてもいいです。


Jリーグが始まって、野球一辺倒だった私の興味が急速にサッカーへと向かいました。
監督の指示はあるでしょうが、野球のように一挙手一動まで監督やコーチにまで縛られることはありません。
展開を読み仲間と協調して自分の判断で動かねばなりません。決まり事も自分たちで決める、教科書やマニュアルは無いんです。
そして手が使えない、コントロールミスが多くなります。トラップミスが致命的な失策となることも多いです。
もちろん相手のトラップミスを誘うプレスは、決定的なチャンスにもなりえます。

トルシエ監督ががちがちの管理サッカーを浸透させて、日本チームは国際舞台の入り口に立ちました。
ジーコ監督はその基礎の上に、自分たちで考えて動くサッカーを滲み込ませ、本来の楽しいサッカーを見せてくれるようになり、国際舞台の玄関に入ってきたように感じます。
今回のW杯、予選を通過したとしても、決勝トーナメントの緒戦ではイタリアとの対戦が予想されています。
しかし、野球の時のように、番狂わせはいつでも起こりえます。相手の失敗を期待するのではなく、いつでも自分のベストを尽くす試合を、楽しみにしています。

17:50、追記:大事なこと忘れてた。
素人でも解るような事を、長々と喚き続ける「解説」はぜひ止めてほしい。見ている人が、得心するような解説を粛々としてくれれば良い。
実況中継は、見ている人を興奮させたがっているのかもしれないけど、自分が興奮しているだけで、聞いているほうは興ざめ。アナウンサーは静かに「実況」してくれれば良し。スリリングな展開になったら観客席と共に盛り上がりますから。

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