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WCサッカー、日本代表

日本代表のワールドカップドイツ大会は終わりました。
ドイツ戦では非常に期待を持たせてくれたのですが、オーストラリア戦を見て幻滅しました。
試合開始直後から相手ペースに引き込まれて、自分たちのサッカーが全くできていません。終盤には、それこそ高校生と小学生の試合に見えたからです。

もう終わってしまったことであり犯人叩きをするつもりはありませんが、噂や憶測を交えて私なりの総括をしておきたいと思います。

日経新聞のサッカーコラムは、スポーツ紙や一般紙とも異なり、なかなか核心を衝いた解説をしてくれていますが、今日の吉田さんの解説では、合宿に始まる選手のコンディション維持を失敗を指摘しています。
リーグ戦中断のあと、キリン杯、福島合宿のあとボンに入り缶詰となりました。その中で軋轢が生まれたり、沈滞ムードが漂ったのではないかとかかれています。
ドイツ戦とオーストラリア戦の戦い方の落差、暑さもあったでしょうが後半39分には、完全に戦意喪失していたのではないかと感じました。

スポーツ紙では中盤のタレントを揃えすぎたと解説していました。
曰く、攻撃パターンの違う中田と中村を置いてしまったら、それをサポートする選手の駒がそれぞれ足りなくなってしまう、と。
今回の戦略は「パスを回して、ボールを繋いでゴールを狙う」ことでしたから、その意味では中田は不要だったみたいですが、中村では当たりに弱く、周囲の喧騒もあり中田を入れざるを得なかったのでしょう。
中田が盛んにパスをスルーしていたドイツ戦では機能していたのですが、軋轢が生じてしまった本戦では、もうぼろぼろの試合になってしまったのかと思います。

オシムの指摘では佐藤寿や、闘莉王を入れるべきだったと言われています。
宮本や柳沢では、ボール回しや陰の動きはそつがないけれど、あたり負けや競り負けることが多すぎたというのです。
トルシエ時代のがっちり守ってセットプレーで点を取るという戦略から、機敏性で相手を崩す戦略に転換することは、日本サッカーの成長だと感じていますが、フィジカルやボールを抑える技術がますます要求されると思います。

ラインの取り方で、中田と宮本が対立していたと聞いたことがあります。
中盤が間延びしてしまうと、細かいパス回しができなくなります。オーストラリア戦では宮本の主張に合わせてラインを下げたため、消耗戦に拍車をかけたようです。
ジーコは選手の自主性に任せるだけではなく、戦略に沿った選手起用や最低限の明確な指示が必要だったのではないでしょうか。

最後に試合開始時間ですが、当初は現地時間で、9時・6時・9時だったものを、日本からの要求で3時・3時・9時に変更されたと聞きました。
ブラジル戦の視聴率は、平均22%でしたが、試合中は30%台を維持したそうです。
体力で劣る日本選手に酷暑の中でプレーさせるより、一次突破の可能性を少しでも高めることが、興行的にも求められることではないのでしょうか。

私は前回の大会でトルコの戦いをわくわくしながら見ていました。日本代表でもできるはずです。
日本のサッカーには、欧米の「ずるさ」を求める必要は全くありません。もっとパス回し(特に受ける方)や多少足をかけられても突破できる強さ、ヘディングなどで競り負けない強さを、Jリーグでも鍛えてほしいと願っています。
そして新監督には、戦略に沿った人選や作戦の伝授、選手交代をお願いします。

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