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ハイビジョン映像をHackする

「ワンセグ」が始まり話題になっている地上デジタル放送は綺麗ですが、気軽に楽しめる放送では有りません。

とりあえずハイビジョン - Wikipediaから。

コピーワンスによって手軽に楽しめる機械が開発されず、普及が遅れることによってソフトの充実が図られないことがその原因だと考えています。
これをHackしてみました。

まず、ARIBで策定された規格を見てみましょう。

(社)電波産業会にて策定された規格。地上デジタルテレビジョン放送運用規格(ARIBTR-B14
1.0版 H14.1.24 策定
平成17年3月24日 ARIB TR-B14 2.3版
デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式標準規格(ARIBSTD-B25


内容は富士通の方の説明が解りやすいでしょう。

特にデジタル放送では、コンテンツがデジタルのまま流されるので、オリジナルのクオリティの録画データが、そのままインターネットなどに流されてしまうという危険性と常に隣合わせだ。そこで、ARIBでは「ARIB TR-B14」、「ARIB STD-B25」という2つの規格により受信したコンテンツの保護について定めている。
PCでこの規格を満たすには2つの課題がある。1つは出力の問題で、デジタル出力や RGB出力時には受信機(この場合はPC)とディスプレイ間でスクランブルをかける必要があること、もう1つがユーザーがアクセス可能なバス(例えば PCIやPCI Expressなどのことを意味している)上をデータが流れる場合、そこもスクランブルをかけてデータが取り出せないようにすることだ。

【特集】地上/BSデジタルのコピーワンスについて、9社のレコーダのコピーワンス対応状況一覧


一回しかコピーができない、この仕組みは以下のようです。

コピーガードって何?

WikiPedia

カノープス、デジタル放送録画対応USBキャプチャBOXでは、「コピーワンスへの対応」を以下のように説明されています。

録画ソフトは「FEATER2004D」を採用し、MTVX2004HFと同様にハードウェアIDを使用し、録画したMPEG-2ファイルを独自に暗号化することで、コピーワンス放送の録画に対応した。

 なお、録画したデジタル放送番組は、編集や他形式への変換はできない。拡張子は.m2dとなり、FEATHER2004D上でのみ視聴可能で、DVD再生ソフトなどからは再生できない。また、パソコンからMTVX2004USBを取り外している場合も再生できない。

記録フォーマットはMPEG-2で記録解像度は720×480/640×480ドット。ビットレートは最大15Mbps。

つまり、キャプチャカードかハードウェア(たぶんHDD)のどちらかが壊れたら、今まで撮り溜めたハイビジョン画像は全く見られなくなるということです。

しかも、最後の行にも見られるように、ITmedia+D LifeStyle:誰も「本物のハイビジョン」を知らない (1/4)と言う厳しい現実もあります。

現在のハイビジョン対応と言われているテレビの解像度が、実は1920×1080ピクセルないということを知る必要がある。今回のパナソニックのように敢えて「フルHD」とうたわない限り、ほとんどのテレビでは1366×768のパネルを使っているのである。

現在1080iのHD映像記録VTRとしてはソニーのHDCAMが番組納品基準になっているが、この方式は輝度を横1440ピクセル(色差情報は横480ピクセル)に縮小して、テープ上に記録している。

さて、フルHDが本当に綺麗に楽しめるものではないことが御解り頂けたでしょうか。しかし、せめて何らかの方法でワイド画面(16:9)を楽しむことはできないか調べてみました。
確かに「ムーブ」でDVDに焼けますが、これでは元のHDを消すことになりますし、以下のサイトにも書かれているように、DVDが割れたり傷ついたりしたらお終いです。

デジタルテレビ放送時代の受信・再生・キャプチャでは以下のように書かれています。

デジタルデータの長期保存には,メディアからメディアへコピーできることが必須といってもいいくらいなのに,コピーができないなんて,ひどいじゃないか。

DVDに焼いておけば、HDDが壊れても、DVD ShrinkDVDDecrypterなどで元に戻せます。(ハイビジョン画像ではないですが)
ワイド画面はDVDでサポートされていますし、小型のテレビや携帯では手軽に綺麗に見ることができます。
幸い2002年のパソコンでキャプチャができるので、デジタルチューナに繋いでみました。
なんとワイド画面の横方向が圧縮されて4:3で録画されているじゃないですか。
しかもmpeg2(4MHz)で出力してコピーもできます。これでDVDに焼けそうです。
「ARIBTR-B14 1.0版 H14.1.24 策定」以前のマシンでは、CGMS-Aのコピーガードが無効の可能性があります。

例えば、下記のキャプチャボードでは、MTV2000からはコピーガード対応(キャブチャが中止される)だそうですから、それ以前のボードを積んでいれば、キャプチャやコピーができるかもしれません。

2001年5月10日(金) MTV1000発表(6月上旬発売) 2002年1月11日(金) MTV2000発表(2月上旬発売)

これをビデオ編集ソフトでワイドに伸ばすことができました。

また、MobileHackerz- [携帯向けに簡単に動画変換してみよう]によって携帯にも落とすことができました。

この映像を個人で楽しむことができるか、デジタルテレビ放送時代の受信・再生・キャプチャには、こんなことも書かれていました。

著作権法30条1項2号により,私的使用目的の複製を行う場合でも,技術的保護手段の回避を行うことにより可能となった複製を,その事実を知りながら行うことは,権利者の複製権を侵害する行為に当たるとされている。 しかし,技術的保護手段の回避とは,制御のための信号を除去または改変することである。除去も改変もせず,ただ複製に使う機器が古くてその信号の意味を理解しないためにコピーが可能となってしまうのは,技術的保護手段の回避には当たらない。 この点については,判例が出ているわけではないが,日本語の理解として当然のことだろう。

この点については、著作権審議会マルチメディア小委員会ワーキング・グループ(技術的保護・管理関係)報告書 (平成10年12月10日)を参考にされると良いと思います。

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