« 三敗してるのに決勝に進んだ日本 | トップページ | 新タワー »

王ジャパン、快挙

おめでとう、そしてありがとう。
WBCに全てを賭けていたイチローの興奮しているさまが良かった。

初回のワンチャンスで4点、その裏はホームランの1点だけに抑える。
松坂は好投しているが、4回に乱れだす。適度の荒れ球は効果的らしい。でも見ているほうの心臓には良くない。
2点追加したところで渡辺にスイッチ。
渡辺は打たれないだろうと思っていたら、キューバはこつこつ当ててきやがる。
結局2点取られて6対3に。更に2ランホームランであっという間に1点差。
こうなると後攻めのほうが有利。サヨナラのシーンが頭をよぎる。

ここから強かったのが日本のプロ集団。エラーをした川崎が、相手ブロックと交錯しながら瞬間技のホームイン。
じわじわと攻め立てて5点差まで広げる。
それでも1点縮めてくるキューバ。並みのピッチャーだったら見ていられないところだ。
最後のバッターは今売り出し中の若手。ピッチャーはメジャークローザーの大塚。
王監督がマウンドに行って選手を激励。何て言ったんだろう。

初級インハイを強振。あそこにあの球を投げられるのは、本当に上原と松坂くらいだろう。
2ストライクの後アウトローに直球。はずしたのかな、外れたのかな。シュート系だったし。
決め球はなんだろうなぁ。
普通ならアウトローに落とす球か。できればまたインハイの直球で仕留めてほしいところだけど。
勝つことが大事なので、定石どおりに空振りの三振。ゲームセットとなりました。


このWBC、いろいろな事がありました。キーマンはボブ審判。
日本がアメリカに負けた試合での判定。確かに日本はあの判定で引導を言い渡されていたのかもしれません。
しかし、メキシコを奮い立たせ、アメリカを意気消沈させたのもボブ審判じゃなかったでしょうか。

今日も塁審で出ていましたが、9回、日本起死回生の川崎のホームスライディング。
外に逃げているにもかかわらず右手でタッチ。返球はセオリー通りに三塁方向。完璧にブロックされていましたね。
その右手のタッチをしっかり見ていた主審。ライト前へ綺麗に打ったイチロー、素晴らしい返球の外野手、完璧なブロックの捕手、それをかいくぐった川崎と共に今日のベストプレーだと思いました。

準決勝からちょっと真剣に見ていましたが、野球の素晴らしさを見せてくれました。
最高の舞台で最高の試合。そして日本にとっては最高の結果でした。
こんな野球の試合、また見てみたいものですね。

|

« 三敗してるのに決勝に進んだ日本 | トップページ | 新タワー »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 王ジャパン、快挙:

« 三敗してるのに決勝に進んだ日本 | トップページ | 新タワー »