抜け出せない煮詰まった空間
「BTeX: 抜け出せない煮詰まった空間」を読んで、いろいろと考えさせられた。
自由は欲望の表現なので、歪んだ密室では歪んだ自由が発現する。
世の中が歪んでいるのはいつの時代でも当たり前で、そこで折り合いをつけるのが社会的な知性とか生き残る術であった。
私は家内の実家で仕事をしているわけで、仕事環境も地域環境も私が育った環境とは全く異なる環境に身を置いています。
それだけが理由ではないでしょうが、相手のことを理解し、自分との違いを受け入れる努力をしてきました。
それでも、「煮詰まった空間」で受け入れることも出来ず、逃げることも出来ずに「切れた」ことはたびたびありました。
「鬼嫁日記」や「危険なアネキ」を面白おかしく見ていますが、例え観月ありさであっても、あのような仕打ちには耐えられないし、受け入れることが出来ないでしょう。
私には妹しかいないので、姉貴面したお節介にも耐えられません。
ゴリさんが受け入れて、諦めて一つの空間にいることがとても面白いと思ってみています。
何か、自分で打開策を考えるとか、諦めるとか、逃げ出す決断が出来なくなってきているのではないでしょうか。
高度成長時代の経営者は、何もしなくて良かった。先送りしていれば、資産価値が膨らみ、それが成功者となる要素になりました。
しかし、現在は先送りは破綻に繋がり、何らかの判断とか行動とかが求められる時代になっていると思います。
その判断も状況をよく把握して、正しい判断が出来なければ、それも破綻に繋がります。
少子化にしても年金問題にしても、刃を自分なり他人に向けたりするのも、そんなことが原因じゃないかと考えています。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (1)
最近のコメント