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シニアたたきに異議あり?

今日の日経新聞「領空侵犯」では、岡本行夫氏による「人生経験こそ社会の背骨」が掲載されています。

「パソコンが使えなければ生きる資格がないかのような空気さえあります」
「それを使いこなすには人生経験や知識、信念などが必要となるはずです」
「そうした能力が若者にないとはいいませんが、シニアにしか出来ないこともあるはずです」

私もシニアの入り口にいるんでしょうけど、年上の方々を見ていてとても気になることがあります。
それは間違いを認めようとしない、年下の者に上手に依頼出来ない・感謝できない、年上の者の判断の方がいつもより正しい、それが常識であると思い込んでいる人が多いことです。
「人生経験や知識、信念」が高度成長期のもので、ネットが普及し低成長時代には間違った知識や信念になったものも数多くあるはずです。
それが認められず年下の者に押し付けてくる、それを「老害」と言うんです。

パソコンやネットができなくて「デジたるデバイド」を自ら自慢するなど、この時代には時代遅れもはなはだしいと思います。
ある先輩は携帯のメールは受けられるようになりました。「長文はファックスしてくれ」
終戦時の台湾のことを綴ってくれた方は、図書館で係りの方に頼み込んで、私のサイトをご覧になり御礼を言ってこられました。

私の周囲に多いのですが、新しい仕事をさせるのに的確な指示ができない人、店員のミスを客の前で大声でなじる人、自分のミスをカバーしてくれたのに礼を言えない人。
何も手を打たなくては売上が伸びることはありません。判断を先延ばしして「時間が解決してくれる」時代ではなくなっています。店の者が金の卵で店にしがみついていてくれるような人はいなくなりました。

敗戦後の教育の影響でしょうか。
義務の裏付けのない権利の主張、他人の自由を尊重しない自分のみの自由の主張、正しい努力や能力差をかんがみない結果平等の主張。
彼らが40歳台、50歳台の時には、その先達は多くが戦争で命を落としたためあまり人材がいなかったことでしょう。
ずいぶんと苦労もされてきたでしょうが、高度成長期で多くの方が成功されてきたことでしょう。
それを今の時代に持ち込んで、自分本位な老人たちがいまだに跋扈する、これが「老害」でなくてなんであろう。

「シリコンバレーでは多くの若もがベンチャー企業を興していますが、背後には必ず「シルバーヘアー」と呼ばれるシニアがいます」 「会社を辞めても全く変わらないでいられる「自分」をいかに作り上げるかがシニア予備軍の課題ではないでしょうか」
若い人をうまく使いこなすことができないシニア世代が、実は「老害」を生み出しているのではないかと思います。 誰にでも出来ないことはあります。それは出来る方に頼み、どうしたら支障なく事が運べるかお互いに知恵を絞り妥協すればいいんです。 ネットでは、その社会的地位・年齢・性別・国籍や人種にとらわれない意見交換をしてきて、そのことを強く意識させてもらいました。 ネットでは「老害」が通用しません。「デジタルデバイド」を叫ぶ人たちはそれが怖くてネットを使わないのかもしれませんね。

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