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ネットで社会を変えられるか

「ネットは新聞を殺すのかblog」に「日本に合った参加型ジャーナリズムの形とは」と言う記事が書かれました。
私がネットにはまり込んだ理由の一つに、「社会を変える」と言うものが有りました。

いまわたしが期待しているのが、NPOやNGOだ。もともとNPOやNGOは社会をよくしたいと思う人たちの集まりだ。そういう人たちは自分たちの主張を社会に広く伝えたいと思っている。ところが今までは主張を広く伝えるためのツールがなかった。

「参加型のジャーナリズムへの期待」とは異なりますが、似た部分が有ると思いますので、私の挫折の歴史をたどってみたいと思います。

2001年に「iレボリューション・ネットワーク」が出現しました。
当時「台東区議会非公式掲示板」(すでに閉鎖、過去ログもいただけませんでした)で議論していましたが、全国デビューを果たしました。
いろんな方と意見交換が出来、いまだに深いお付き合いをしている方とも出会いました。(男同士の付き合いですけど)
ここには、掲示板だけでまとめページもなく、運営者への提言がまとまってきても運営者のレスがなく、結局、時期尚早だったのか、半年くらいでろくな説明もなく閉鎖となりました。
一説には参議院選挙目当てと言われていましたが、それと思しき候補が多少の書き込みをしましたが、議論にもならず、その候補は惨敗しました。

地方議員の掲示板やブログにはよく書き込みやトラックバックをし続けています。
ネットで監視、地方議会」これが私のメインサイトです。
地方議員のサイトでは、多少の書き込みがありますが、今議員に求められている資質が「演説」ですので、「住民の意見を集約して、立案・実施する」能力のある人は少ないようです。

「NHK変革の世紀」と言う市民参加型の番組がありましたが、これを機にネット上で募集されたのが「変革の世紀:発「市民ネット」」です。
現在、愛地球博やその関連イベント、自治体のいわゆる「電子会議室」に参加している人などがいます。
このグループは、全国各地に20名以上いて、今でもメーリングリストで情報交換しています。
将来に期待が持てるグループですが、全国各地に散らばりすぎているのが難点なようです。

木村剛さんがらみの「年金タスクフォース」にも参加しています。
これは、私には、今現在私がやるべきことが見えてきませんので、私的には休止中です。私にはプロジェクト進行の細部の詰めが甘いように感じます。
(7/22、プロジェクト全体が「休止中」との誤解を与えたので一部変更)
(7/23、この記事が原因でTFを辞めることになりました。多くは語りたくありません。)

ここのメンバーが中心となって立ち上げた「ジャンバラヤ-父・母・子のためのごった煮つぶやき集-
子育ては終わってしまったので参加していませんが、まとまった要望を実現するには議員の「集約・立案・実行力」が必要ですが、それに応えられる議員が少ないと思います。
唯一そのコーディネートが出来る政治家が笹山さんだと思いますが、議席を得ることが出来ていません。(議席がなければ唯の人です)

台東区商店街連合会や、上野浅草の商連では、XOOPSによる情報の発信と共有を試みています。
「地域からの情報の発信と情報の共有」として一つの形になったと思っていますが、理事会や事務局からの情報が来ません。
その理由の一つは情報発信に慎重になっていることがありますが、「速報」も必要だと思っています。
また、RSSやXMLによる情報の連携・共有が可能ですが、地元のサイト管理者に理解されていないようです。
いずれ講習会を開く予定です。

この手のブログや掲示板に書く人たちは、概ね好奇心旺盛・世話好き・自立心があり、公が意識できて多少の露出狂ではないでしょうか。
特に前半に該当する人たちで議会勢力・地方の首長が選べる勢力にならないと社会は変わらないと思います。
ブレークスルーは何でしょうか。

私は携帯対応を強く意識したサイト作りだと思います。
「電車男ネタ疑惑」でも指摘されていましたが、若い人たちはネットを携帯電話で利用します。
ネット利用者の半数は携帯からの利用だと聞きます。ここへ燃料を投下しなければ、爆発しないと思います。
浅草ではブログや「今日の浅草」でそれを強く意識しています。

普段は口も利けないような人と意見交換できたり、パワーブロガーにトラックバックできるようになったこと、その双方向性だけでは「参加型」は実現しないと思います。
多くの人の共鳴を勝ち取るためには、「携帯対応サイト」が決め手だと思っています。
そして携帯ではこんな長いエントリは読んでもらえません。
お節介を焼くことが大好きな情報発信者にも意識改革が必要だと思います。

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銃刀法違反で連行された?

今日昼飯の後、散歩がてらフラフラ歩いていて、店の近くの観音像をもブログにでも貼り付けようかと、携帯を出していじっていたら警官に声をかけられた。
肩掛けかばんのベルトに黒いバッグが取り付けてあり、そこにはデジタルビデオカメラが入っているのだが、そこに何が入っているのかと聞く。
いわゆる職質を受けたわけですな。

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