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!!小千谷からの声、転載を禁ず!!

週刊!木村剛」に紹介された「小千谷からの声」から、救援物資の要請・政治家・マスコミへの批判の記事が削除され、転載を禁じています。

木村さんの記事へのトラックバック、「» 冷静な対応が必要か。 [donguri から]」
donguri」ブログの「まみ夜さんのところをみて、頭が冷えた。」
まみ夜さんの記事」にこう書いてあります。

「「10/26 15:00小千谷発」の助けてください・物資求む、という情報がチェーンメール化しています。」
「つまり、現在、転記を許可していません。」

この「小千谷からの声」をグーグル検索すると、次の記事にぶち当たります。
■■■小千谷で活動している友より諸連絡■■■

物資情報は日々刻々と変わります。既に古い情報のため、混乱を避けるため削除致しました。

皆様くれぐれも、現地対策本部等に問い合わせてからの行動をお願いします。(10月29日午後5時)


このサイトに掲載されていました。

小千谷市役所では、「10月28日現在、在庫管理をおこなっておりますので、もうしばらくお待ちください。 」とのことです。
また、政治家やマスコミへの批判も、「そういう人もおり、そうでない多くの人がいる」かもしれません。
伝聞で、さも全員がそうであるように言いふらすのは、それこそ「批判対象のマスコミ」以下の所業ではないでしょうか。
少なくとも私は事実関係はかなりの確認を取ってから書くようにしています。
(個人的な感想や意見はかなりいいかげんに書いていますが・・・(^_^;)

今回は木村さんが取り上げてくれたおかげで原典にたどり着けました。
その意味では「情報のハブ」として機能したと評価できるのでしょうね。

10月31日追記:情報が錯綜してきました。
rahiemの宗教社会学blog」ブログに掲載されている「現代の東雲新聞Web版」には、「10/25以前にあちこちで流れていたメールとのこと。」との記述があります。
笹山さんの掲示板に登場されたasaco tanakaさんの説明も、仕事しながらでは良く理解できていません。

新潟震災ボランティア日記に記事が残っていること、標高700mの風には、記事が過去に掲載され、そのコメントの中でマスメールを歓迎していること、 後方支援四日目(地震六日目)後方支援五日目に現在は注意喚起の記事が書かれている事実だけお伝えします。

事情が飲み込めなくなったので、まみ夜さんの要求を最低限受け入れ、タイトル・キャッシュを削除しました。

この記事だけ読まれた方には、私がチェーンスパムの犯人探しをしているように受け取られるかもしれませんが、私は木村さんはじめ「原典を確認しないまま、人の情報を鵜呑みにして転載すること」が嫌で、ぜひ原典を知りたかったこと、さらにそれがブログであれば継続的に記事を読ませてもらいたいとの思いで、探してきました。
また、結果的にチェーン化してしまいましたが、当初は「何とか現地の情報を届けたい」とのお考えだったと察しますので、記事を書かれた方、最初に各所にメールで支援を要請された方を責めるものではありません。

また、一度書いた記事はできるだけ残し、間違いは間違いと認めて追記する方針です。
間違いはできるだけ具体的に指摘くださるようお願いいたします。

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長岡からの被災情報

町田市議の吉田つとむさんから、情報をいただきました。
長岡市議桑原望の災害情報プログ
議員の視点から災害をどうご覧になっているのか、どのように情報発信されているのか注目です。
長岡は、被災の中心ではありませんが、ライフラインが一端は全部止まるなどの相当の被害を受けていると友人から聞いています。
電気などの復旧は早かったのでしょうから、そのようなやや離れた場所からの情報発信に期待しています。

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???小千谷市民の声???

疑うわけではありませんが「Neoのおきらく報告: 小千谷市民の声です」という記事があります。
もとを調べると、「小千谷市の掲示板」のNo.491にコピー情報があります。
そこには出典があって「ヤフー掲示板」ですが、そこでもコピー情報となっています。

内容的に、必要な救援物資のことは事実でしょうし、小泉首相や議員、マスコミへの批判を疑っているわけではありませんが、出典が明らかになるまではにわかには広めたくありません。
以前、注意喚起のメールがチェーンスパム化していた経験があるので、やや危惧しています。
出典をご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

10月30日追記:「週刊!木村剛」でも「天漢日乗」さんの記事として取り上げられました。
それによるとmixiからの転載だそうです。

こだわる必要は無いんだと思いますが、変な胸騒ぎがしています。

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新潟県中越地震に関するブログ

まだ精査していないので、玉石混交で不備もあるかと思いますが、とりあえず拾い上げたものをアップします。


バルクフィードで検索「中越地震・現地」
見つけたブログのopml
トラックバックセンター

マスメディアの対応にしても、コアが無いので、結局NHK頼みになったり、各新聞社のサイトを回ったりしますが、例えば孤立集落の一覧などは私には見つけられませんでした。

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マスコミと業界を読む

「週刊!木村剛」の日経金融新聞のセンスのなさ:さすが大銀行の御用聞きの記事とトラックバックをつらつらと読んで見ると、よくあるマスコミ叩きや、木村さんを諌める記事があったり、全然関係の無い記事が有ったりして面白いですね。
その中で、「ゆびとま」さんのが「木村剛氏の怒りは正当か」で書かれている「3人の組み合わせに嫉妬する業界や経済紙が、匿名記事を書いたのではないか」という解説に興味を持ちました。
彰の介の証言」さんが「シャレで「FJ」バッシング」言われるように、「この、「花盗人」なる人物、実は当のK.T氏だったりして・・・。」も「自作自演説」として一理有るような(?)気がしますが。

このお三方は我々のような凡人ではないので、「Digital ひょうたん」さんが「真の表現は自分の発言に責任を持たなければならない」で指摘されているように、木村さんが何故このようなネガティブな記事を書いたのかを考えてみました。
つまり、業界が嫉妬することを読んで企画した木村さんが、同じく非難を承知でFJに掲載された福井さんを擁護するために、敢えてブログで挑発したのではないかと。
福井さんは「貞子ちゃんの連れ連れ日記」が「フィナンシャル・ジャパンという金融雑誌3」で書かれているように、FJを認めて創刊号を飾ることを承諾してくれたのだと思います。
そこで案の定このようなコラムが匿名で書かれたものだから、木村さんは自らが作り上げようとしている「駆け込み寺」でその反響を試してみた、とへそ曲がりな私は考えるわけです。


それにしてもいろいろな方のトラックバックを読んでみて、はっとさせられることが多いです。

Digital ひょうたん」さんの「否定的な意見を常に口にするメンバーは、多くのメンバーの代表者ではなく、瞬間、瞬間に思ったことを口にしていただけでしかなかったのです。」
これは「声の大きい人の話ばかり聞いていると会の運営を誤る」という、議会や行政にぜひとも耳を傾けていただきたい言葉です。

笑わせんなヴォケが!」さんの「日銀総裁の中立性の記事にニヤニヤ」では「裁判官の日常のふるまいを通じて中立性を示すべきか、それとも裁判官たるもの担当する裁判の過程自体をもって中立性を示すべきかという議論があり」のくだりでは、どちらも大事なことだけど、最終的には後者のほうが大事であり、他人の評価はどちらかと言うと後者を重んじるべきかと思いました。

カトラー:katolerのマーケティング言論」の「日経よ!お前もか」では「花盗人」の語源を教えてもらいました。
ヤー
スのへんしん
」の「公人としての中立性が揺らいでしまう」では「「○○大臣賞」ってやつ、あれも中立性があるの?」も「公人が私企業に肩入れしていると言えるのか」と考えさせられました。


久しぶりに長文を書いたら・・・まるっきり「週刊!木村剛」???
とても及ぶものではないですけど。

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僕はPHS

「週刊!木村剛」で始まった「ブロガー新聞、一日編集長」第3号のお題は「携帯電話」。
PHSのファンである私は、PHSについて書いてみます。
今回の編集長あざらしサラダさん、そして「ブロガー新聞タスクフォース」にもトラックバックします。

続きを読む "僕はPHS"

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ダイエー再建

今日の日経新聞に、「ドキュメント、ダイエー再建」という2ページに渡るドキュメントが掲載されています。
タイトルだけ並べると次のようになります。
第一回金融支援、優先株で1200億円融資。
第2回金融支援、債権放棄などで5200億円。
口火、主力3行足 並みそろう。
代理戦争、金融庁vs経産省 溝深く。
防衛線、ダイエー スポンサー募る。
ドキュメント、「査定作業もう限界」「拒否なら法的整理も」「あと半日、時間を」「官邸激怒『介入辞めよ』」
参考:(日経新聞の特集へのリンク

「借りた金を返さずに、債権放棄とは何事だ」という激怒は「週刊!木村剛」の「ダイエーの粘り腰には呆れるばかり」にも書かれている通りで、私にも充分に理解できます。
しかし、高木社長の粘り腰が理解できませんでした。理解できないものを罵るだけでは前進しないので、多少でも理解してから批判したいと考えていました。

今日の記事を読む限りでは、産業再生法適用の失敗を認めることになる経産省のメンツがあったでしょう。
金融庁側にも、「どうしても欲しい物件」で対立を深めたような経緯も感じます。
また、低金利などによって体力が回復している銀行側に、丸紅との付き合いの程度などを含めて、認識が甘かったようです。
最後の引き金は「監査法人が存続可能性を認めない」ことでしたが、どちらも「金融側の論理」を押し付けられ、ダイエー側は意固地になって対立を深めたのではないでしょうか。

この金融側と産業側の対立と言うのは、私には理解できていないことですが、今まで債権放棄を繰り返し産業側を甘やかしてきた金融側の姿勢に問題は無かったのかと感じます。
その背後には金融側を甘やかしている金融政策も関係があると思います。
それは、資本注入や無駄な公共工事による国債の増発、未曾有の低金利継続等だと考えています。

独自スポンサーの模索が「真に官に頼らない再生である」と、行動してきた高木さんを多少なりとも理解出来たように感じました。
叩く事は簡単ですが、相手を理解することは難しいけど必要なことだと思っています。

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ブロガー新聞に期待するもの

「週刊!木村剛」で、ブロガー新聞が取り上げられています。
[ブロガー新聞] ブロガー新聞、誕生!!
ブロガー新聞は「一日編集長」を公募します!
[ブロガー新聞] ブロガー新聞再生機構も誕生!

ネット上の新聞では、「JANJAN」がありますが、ブログで新聞を構成しようなんて初めての試みなので、誰も小西さんを責められないと思います。
木村さんのブログに集まってくるトラックバックは、ほとんどが各自の「コラム」もどきであり、それをどう編集しても「コラムのコラム」にしかならず、小西さんの書かれた部分のほうが面白いと思いました。

しかし、ブログを集めた「新聞」にはもっと面白いものができると考えています。
輸入盤規制では、高橋健太郎さんのブログから、輸入盤規制問題を考えるブログへ発展しているようですが、その途中で笹山登生さんのブログ掲示板の呼びかけによって、文化庁との対話が始まったようです。
ここで文化庁は「有識者会議」では得られない現場の声を聞くことが出来たと思います。

またマスメディアの情報によるコラムでは、社会に与えるインパクトはあまり無いと思います。
まだ、あまり良い例が思いつきませんが、例えば「ライブドアと楽天、どちらが球団を持つべきか」と題した場合、両社の経営状況を検証する人、アダルトサイトの現状やその可否を検証する人など、多方面の人の検証を集積して、判断は読む人に任せると言う方向が、ネットメディアには向いていると思います。

コラムの寄せ集めなら今までの木村さんのブログで充分では無いでしょうか。
ブログの力を集積してアピールする、社会へインパクトを与えるならば、発想の転換や斬新な発想が必要だと思います。
ブロガー新聞編集タスクフォース(仮)がどのような展開になるのか楽しみです。
(ブログでの議論は読みにくいし、Word PressのRSSが2.0で、それをまとめたページも作れないので、読みにくいったらありゃしないのがとても残念です)

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寄席で授業

毎日新聞によりますと、演芸ホールで落語など寄席に関する「授業」があったそうです。

伝統芸能というよりは、大衆芸能として慣れ親しむことはとても良いことだと思います。
聞くところによりますと、こぶ平さんは根岸で古典落語を演っていて、江戸っ子として実にいい味を出しているそうです。
これらの芸能がもっと身近に楽しむことができるとうれしいですね。

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議員と官僚の関係

今自転車関係の議員立法のお話をちょくちょく聞いていますが、議員で趣意書を作って、議会法制局で法律案にしてもらうそうです。
内閣提案の法律案については、内閣法制局が最終的な作成・確認を行っていると理解しています。

「週間!木村剛」の「あなたは霞ヶ関の官僚100人を相手に1人で戦えるか?[週刊!神部プロデューサー]」では、あたかも民主党の政策調査会、26名で全官僚を相手に戦っているかのごとく書かれていますが、これが実情でしょうか?

議員それぞれに「政策秘書」1名を確保できるはずです。
議員それぞれが有権者との意見交換・視察や官僚からのレクチャーで必要だと判断した政策をまとめるのが「政策秘書」だと理解しています。
この点、「ヤースのへんしん」ブログから「議員の質の問題」に書かれている「議員は勉強不足」との指摘は同感です。
議員本人やその政策秘書、議会法制局も使えるはずです。
従って、法律案作成に関してだけ見て、全官僚に対応するのは民主党で26名しかいないという認識は間違っていないでしょうか。

また、「Return of the まにあな日記」ブログの「官僚と政治家のカンケイ」を読めば、官僚と与党だけが癒着しているわけでないことは充分に理解できると思います。
官僚がかなりの情報をも持っていることは事実らしいのですが、議員がレクチャーを受けたり、意見を求められて、与党だから答える・社民党だったら無視する、なんてことはありえないと思います。
つまり議員本人が勉強熱心で、官僚だけとは言いませんが、社会に役立つ政策を真剣に考えている議員には、官僚もかなりの協力をしてくれるはずです。
その証拠に、官僚から民主党の議員になった方もいらっしゃいます。

よく言われる事ですが、政府・与党では霞ヶ関が政策や法案を準備します。すこし乱暴な計算ですが、例えばひとつの法案で比較すると、「民主党政策調査会のスタッフ」VS「霞ヶ関の官僚」は1人VS100人になるんだそうです。
神部さんの記事に、マスメディアの「煽り・誘導・取材不足」を感じたのは私だけでしょうか。(^ ^)

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報道のあり方・受け方

119番通報をいたずらだと判断して出動が遅れ、放火された部屋の2階に住む人が亡くなったと、今朝のNHKのニュースで報道されました。
その内容をasahi.comから引用します。

今年8月、埼玉県加須市の印刷会社「報宣印刷」の社員寮が放火され、巻き添えで従業員の男性が焼死する放火・殺人事件があり、この際、2度にわたる119番通報を加須地区消防組合消防本部の職員が「いたずら」と判断、適切な対応をとっていなかったことが5日、分かった。出動が遅れ、その結果、被害者を救えなかったおそれがある。

119番通報されたことがあればお解かりになりますが、「火事ですか?救急ですか?」から始まって、しつこいほどくどく質問され、確認を取られます。
朝日の記事にはその様子まで詳しく書かれていますが、一方的な通報だけでは、消防署も判断が難しかったと察します。
更に、この「報宣印刷」は隣町・埼玉県北埼玉郡大利根町(加須大利根工業団地)に工場があり、署員が勘違いしたこともこの記事からうかがえます。

報道としては消防署の対応を批判する論調になるのでしょうが、受け手としては消防署の対応を一方的に批判する事だけは避けたいと思います。
また、そのヒントを含んでいるこの朝日の記事は、それなりに良く書けているのかな、とも感じた出来事でした。

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