年金の債務超過
おとといのサンプロを録画していて、今日やっと見た。
目的は参議院選挙だったが、ついでに年金もやっていたので、見てたがひどかった。
債務(今現在支払いを約束している金額)が資産(現在もっている金額)の3倍もある債務超過だとののしっていた。
・厚生年金及び国民年金の財政見通し (PDF:14.6KB)
債務と言うのは年金支給額のことで、これは僕に当てはめれば死ぬまでに受けられる年金の全額になる。
それに対して、僕はこれからもしばらく年金を納め続け、会社からも同額、税金からはその2倍の金額が積み立て続けられる。
つまり債務超過だとしてもその差額は債務完済までに埋められればいいわけだ。
その前提資料が、現在の状態を把握するための「財政再計算」であったり、平成16年財政再計算の諸前提 (PDF:11.2KB)だったりするわけだと理解している。
この債務超過が一人歩きして、例えば「今、20歳台の人の年間が支給されないかもしれない」などのマスコミのあおりを受けて、年金未納率が40%なんて馬鹿な状況を作り出している。
財政見通しでは確か2100年まで計算されていたはずなので、20歳台の人が120歳まで生きていても年金は支払われる予測となっている。
予測どおりに行くとは思えないが、塩爺が「これからその差額を埋めていくんでしょ」としか言えなかったのは、塩爺も悪いが司会も悪い。最悪。
司会者が、出演者の出演目的を引き出せないような番組はもう見たく無い。
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