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情報公開資料を見てきました

「公的年金タスクフォース」に公開された資料を見てきました。

目がぁ・・・・・、・になりました。(・へ・)
これは、5ポイントぐらいでしょうか。気分は・ポイントです。
多少なら肉眼で読めるんですが、早々にあきらめて老眼鏡を取り出しました。
OCR無理です。

資料の順番を散逸させないために、その一部だけを慎重に拝見しました。

プログラムがありました。
多分C言語で書かれていましたが、1ページに100行くらいあって、それが4~50枚くらい。
その昔、アセンブラやマシン語を雑誌から打ち込んだ経験のある方、当時の情熱を思い出して入力のご協力いただけませんか。
って、その気力と体力と眼力はもう持ち合わせてはいませんよね。

データも、何のデータか、そのフォーマットは、プログラムに読み込ませるそのファイル名は、、、
な~~~んにも書かれていません。単なる数字の羅列だけ。
「情報公開って言っても、これぢゃあ何にも解りませんね。」

ただ、この情報から導かれた結果だけは、充分に情報公開されています。
税金や公的年金の使われ方を本当に知りたいと思ったら、どれだけ苦労しなければいけないのか。
暗澹たる思いで帰路につきました。

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年金の債務超過

おとといのサンプロを録画していて、今日やっと見た。
目的は参議院選挙だったが、ついでに年金もやっていたので、見てたがひどかった。

債務(今現在支払いを約束している金額)が資産(現在もっている金額)の3倍もある債務超過だとののしっていた。
・厚生年金及び国民年金の財政見通し (PDF:14.6KB)

債務と言うのは年金支給額のことで、これは僕に当てはめれば死ぬまでに受けられる年金の全額になる。
それに対して、僕はこれからもしばらく年金を納め続け、会社からも同額、税金からはその2倍の金額が積み立て続けられる。
つまり債務超過だとしてもその差額は債務完済までに埋められればいいわけだ。

その前提資料が、現在の状態を把握するための「財政再計算」であったり、平成16年財政再計算の諸前提 (PDF:11.2KB)だったりするわけだと理解している。

この債務超過が一人歩きして、例えば「今、20歳台の人の年間が支給されないかもしれない」などのマスコミのあおりを受けて、年金未納率が40%なんて馬鹿な状況を作り出している。
財政見通しでは確か2100年まで計算されていたはずなので、20歳台の人が120歳まで生きていても年金は支払われる予測となっている。

予測どおりに行くとは思えないが、塩爺が「これからその差額を埋めていくんでしょ」としか言えなかったのは、塩爺も悪いが司会も悪い。最悪。
司会者が、出演者の出演目的を引き出せないような番組はもう見たく無い。

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開示資料のPDF化

木村剛さんが情報公開第2弾を発射されたようだが、厚生省の糾弾には興味が無い。
ただひたすらに年金制度の将来見通しを理解し、できれば新たなる提言が出来れば最高だと思う。

さて、勇気を出して(?)尾花さんに電話をしました。
結局紙媒体で受け取ることになりました。従ってコピーの保管は僕のところになります。
これをスキャンするわけですが、僕のところにはフラットベッドタイプのスキャナしかありません。
5000枚と言えば、コピーするだけでも大変ですが、フラットベッドでスキャンなんかしてられません。

ただ、「財政再計算」では現時点でのデータを統計的に処理した部分が多いようなので、検証のために再度入力するデータは少ないかもしれません。
ご近所で複合複写機を使わせてもらうか、再検証が必要なデータだけをスキャンするか、資料をいただいてから検討することにします。

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笹山登生さんのブログ

元衆議院議員の笹山登生さんブログを始められる。
笹山さんには、社会情勢に関する情報収集・分析・政策提言にいたるまで、尊敬のまなざしで見ていましたが、なぜこのような方が政党から冷や飯を食わされているのか理解できません。
私はこのような方こそ、議席を有して仕事をしていただきたいと常々思っています。

私はだいぶ前から、ブログに注目・始められるまで係わってきましたが、笹山さんのサイトが素晴らしいのは、その経過を残していることです。
正直申し上げて、この掲示板でいろいろな方の教えをいただき、笹山さんとのやり取りが無かったら、私もここまでブログを理解できていなかったと思います。
そして、これからどのように笹山さんのブログが変わっていくのかのやり取りも、この掲示板でごらんいただけると思います。

プロジェクトを進めるとき、政策を決定・実行するときも、このような過程を経ていれば、下手な不信は持たれなくなります。
このような姿勢を持つ政治家を応援していきたいと考えています。

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ネットで選挙

選挙期間中のサイト運営」を書いたところ、「ミズタマのチチさん」からトラックバックをいただき、そこから「くびったけじゃないもん!」さんや「日常茶番劇」さんのブログを読ませてもらった。

確かに本人や「政治活動を行う団体」はできないのでしょうが、いわゆる「追っかけ」や「勝手連」にはできるはずなんです。
今まではそういうことする人は「プロ市民」が多く、「政治活動を行う団体」との関係が取り沙汰される事が多かったと思います。
でも、これからは無関係な僕たちがネットで書くことができますし、ブログのトラックバックを使えば何人かの自発的な記事を集積しておくこともできます。
今回の選挙でも、ささやかながらブログつながりの兆しが出現しています。
たいした票にはならないと思いますが、僕自身素晴らしい候補にめぐり合えたことに感謝しています。

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葛飾区議会のパネル使用:後日談

葛飾区議会の本会議でパネル使用をめぐって紛糾」記事の後日談です。

鈴木烈さんの日記6月21日付で「本日、一連のパネル事件のけじめとして、会派の副幹事長と、議会運営委員会の委員を辞職しました。」ことが報告されています。
2ちゃんねるでもスレッドが立ちましたが、突っ込みを入れてみたところご返事がないようです。

「議会慣行に対する理解が不足していたため、僕の行動が必要以上の混乱を招いてしまったのは紛れもない事実です。」と「議会慣行」に原因を摩り替えていますが、議運の多数決に反対するための正規の手続きが取れなかったこと、それに伴う「民主主義の軽視」が「必要以上の混乱を招い」た原因ではないかと私は考えています。

先の記事にHiroetteさんのコメントに対して、「僕の視点はこんなことをしていて、自分の政策を実現することが出来るのだろうか?ということです。」と書きました。
新聞記事・ご本人の日記・そして私のブログなどを読み比べて、皆さんそれぞれの視点で鈴木さんのことを考えてあげてください。
私も鈴木さんが一生懸命に議員活動をされていると思っています。
ネットでこのような地方議員がいることを知り、また私がこのような記事を書き、それらを地元の有権者が読んでくれることに感謝しながら筆を置くことにします。

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選挙期間中のサイト運営

選挙期間中であっても、「選挙運動」(特定の公職の選挙につき、特定の立候補者又は立候補予定者に当選を得させるため投票を得又は得させる目的をもって、直接又は間接に必要かつ有利な周旋、勧誘その他諸般の行為をすること)に抵触しなければ、サイト運営を続けても構わないと考えていたが、衆議院の総選挙・参議院の通常選挙では事情が多少異なるようです。

井手よしひろのホームページ

新党さきがけの回答願い

自治省の回答

まとめ

公職選挙法第142条・第143条においては、「選挙運動」限定のため、「政治活動」にかかわる「文書図画」の頒布は選挙中でも可能です。
しかし「衆議院の総選挙」については第201条の五、「参議院の通常選挙」については第201条の六で「政治活動における文書図画の配布」が禁じられています。
ただしその他の選挙については、第201条の十三で「当該選挙区の特定の候補者の氏名又はその氏名が類推されるような事項を記載」されている文書図画の頒布が禁じられています。

公選法の基本姿勢が「金のかかる選挙批判」に対応するものだったはずです。
サイト作りに金をかけている、金をかけることしかできない政治家もいるようですが、金をかけずにまめに更新されているサイトが増えています。
インターネット選挙の解禁を願いますが、その区別は、、、
まっ、有権者の「自己責任」で判別することにしましょうか。

以下、「公職選挙法」
(文書図画の頒布)
第百四十二条  衆議院(比例代表選出)議員の選挙以外の選挙においては、選挙運動のために使用する文書図画は、次の各号に規定する通常葉書及び第一号から第二号までに規定するビラのほかは、頒布することができない。この場合において、ビラについては、散布することができない。

(文書図画の掲示)
第百四十三条  選挙運動のために使用する文書図画は、次の各号のいずれかに該当するもの(衆議院比例代表選出議員の選挙にあつては、第一号、第二号、第四号及び第五号に該当するものであつて衆議院名簿届出政党等が使用するもの)のほかは、掲示することができない。

第十四章の三 政党その他の政治団体等の選挙における政治活動

(総選挙における政治活動の規制)
第二百一条の五  政党その他の政治活動を行う団体は、別段の定めがある場合を除き、その政治活動のうち、政談演説会及び街頭政談演説の開催、ポスターの掲示、立札及び看板の類(政党その他の政治団体の本部又は支部の事務所において掲示するものを除く。以下同じ。)の掲示並びにビラ(これに類する文書図画を含む。以下同じ。)の頒布(これらの掲示又は頒布には、それぞれ、ポスター、立札若しくは看板の類又はビラで、政党その他の政治活動を行う団体のシンボル・マークを表示するものの掲示又は頒布を含む。以下同じ。)並びに宣伝告知(政党その他の政治活動を行う団体の発行する新聞紙、雑誌、書籍及びパンフレットの普及宣伝を含む。以下同じ。)のための自動車、船舶及び拡声機の使用については、衆議院議員の総選挙の期日の公示の日から選挙の当日までの間に限り、これをすることができない。

(通常選挙における政治活動の規制)
第二百一条の六  政党その他の政治活動を行う団体は、その政治活動のうち、政談演説会及び街頭政談演説の開催、ポスターの掲示、立札及び看板の類の掲示並びにビラの頒布並びに宣伝告知のための自動車及び拡声機の使用については、参議院議員の通常選挙の期日の公示の日から選挙の当日までの間に限り、これをすることができない。ただし、参議院名簿届出政党等であり又は当該選挙において全国を通じて十人以上の所属候補者を有する政党その他の政治団体が、次の各号に掲げる政治活動につき、その選挙の期日の公示の日から選挙の期日の前日までの間、当該各号の規定によりする場合は、この限りでない。

(連呼行為等の禁止)
第二百一条の十三  政党その他の政治活動を行う団体は、各選挙につき、その選挙の期日の公示又は告示の日からその選挙の当日までの間に限り、政治活動のため、次の各号に掲げる行為をすることができない。ただし、第一号の連呼行為については、この章の規定による政談演説会の会場及び街頭政談演説の場所においてする場合並びに午前八時から午後八時までの間に限り、この章の規定により政策の普及宣伝及び演説の告知のために使用される自動車の上においてする場合並びに第三号の文書図画の頒布については、この章の規定による政談演説会の会場においてする場合は、この限りでない。
二  いかなる名義をもつてするを問わず、掲示又は頒布する文書図画(新聞紙及び雑誌を除く。)に、当該選挙区(選挙区がないときは、選挙の行われる区域)の特定の候補者の氏名又はその氏名が類推されるような事項を記載すること。

平成17年9月9日追記:木村剛さんの「IT選挙推進協議会」に賛同し、その資料として「ネットde選挙運動」の、トラックバックセンターにトラックバックします。

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「公的年金TF」:OCR編

木村剛さんのゴーログ「公的年金タスクフォース」より、「かめはめ波」を頂きました。
ここでは、OCRについて良い感触を得ましたのでTBと共にご報告します。

平成15年3月末目を基準目とした財政再計算を行う厚生年金基金を対象とする説明会用に作成された資料がPDFファイルでありました。
これをe-Typistで読み込んでみました。

資料は全130ページでしたが、このソフトでは100ページまでは一気に読込・認識してくれます。

PDFファイル
テキストファイル
エクセルファイル

この作業は、あまり手を掛けることなく約10分間でできました。(校正は老眼にきついのでやっていません)

木村さんの事務所で、コピーしながらPDFファイル(他の画像ファイルでも良いです)が作れるでしょうか。
もし作れる場合、100ページ以内で一つのPDFファイルを作って頂けるでしょうか。

その後はファイルのやり取りするスペースとルールを決めることになります。
また、このソフトは14日間限定ですが、体験版があります。
何らかのアプリケーションを使ったことがある方でしたら手伝っていただけるはずです。
あと、校正は本来文字認識しながらするべきなのでしょうが、文字認識してくださる方が少ないようでしたら、校正は分担して別の方にお願いしたいと思います。

とりあえず全部をデジタル化しておけば、後の作業は楽になると思います。

それにしても木村さん。
「コーディネーターの私としては、さらに二段構え三段構えの秘策を練っておりますが、その内容は現時点ではヒミツです。お楽しみに。」
当然これだけで終わるとは考えていないから真っ先に手を上げたわけで、これからの展開を楽しみにしています。

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年金の財政再計算

どっかに再計算の講習会のPDFファイルがあったので、取り込みました。
150ページほどありましたが、私のe-Typistでは、100ページくらい一気に読み込んで満腹だそうです。
それをワード形式、エクセル形式で、それぞれ文字認識してみました。
10分くらいで、取り敢えず認識してくれました。

どーも、使い物になるかどうか今の時点では判断が付きません。
どうやったら使い物になるデータを専門家の方にお渡しできるか。頭痛が痛いです。

ググルで「年金 財政再計算」してみたら、ズラーッと問題提起しているサイトがありました。
「素人」としては、このようなサイトもサラッと目を通しておくほうがいいかもしれません。

夜も更けてきました。回線切って、寝ます。

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素人が参加できる政治のオープンソース化

H-Yamaguchi.netさんのブログに「政治のオープンソース化:「プロ」でないことの強み」と書かれていた。
本旨は「専門家が(無報酬で)しがらみの無い仕事をする大事さ」だと思うが、素人の立場から考えて見ました。

ポイントは、これらの専門家たちが、それによって報酬を受けるという意味での「プロ」ではない、ということだ。(中略)しかし「プロ」でない専門家であれば、こうしたしがらみはなく、より客観的な立場から物事をみることが可能にとなする。 (中略) 勝手連の「素人」がだめだといっているのではない。彼らはもちろん力強い味方だ。しかし一般的には、彼らは問題解決の提案には残念ながらあまり期待できないし、また熱しやすくさめやすいという問題点も持つ。 (中略) この点で、木村氏の年金問題への取り組みに関しては、少なからぬ「素人」からの応援がある。やはりここでは、さらに多くの専門家の関与が欲しいところだろう。報酬のためではなく、専門家としての責任感などから自分の力の一部を貸してくれる専門家たちが、だ。こうした動きがさらに広がり、一般化すれば、日本における「政治」というものへの考え方が変わってくるかもしれない。「誰か」に任せておく政治から、自分で参加していく政治へとだ。

非常に鋭い洞察で、それぞれに納得させられます。
僕はどちらのプロでもありませんが、「ネット上のプロジェクト」と言うことで、非常に興味があります。
また、年金問題は理解していないので、批判も提案も出来ませんでした。このプロジェクトで自分なりに理解の上提案が出来ればうれしいことです。

「ネット上のプロジェクト」についてプロはまだいないと思うので、是非挑戦してみたい事柄です。
確かに「素人は熱しやすくさめやすいという問題点も持つ」し「ネットでは逃げやすい」と言うもっと大きな問題点が有ります。
ポイントは「誰でも出来る仕事を作って、少しで良いから手伝ってもらう」ことだと考えています。

連絡の場、検討の場、レクチャーの場、これらの場をどうするか。
その場を使ったコーディネートをどうするか。
多くの「素人」に、これらの場に参加してもらうことも大事だと思います。
そして、これらの検討はすぐにでも始められることだと考えます。
山口さんには、これらに対しても提言いただけるとありがたいです。

木村さんが目立つことに反発を感じる方も多いでしょうが、私は「年金問題を知りたい」「ネット上でプロジェクトを展開したい」そして山口さんが指摘されるように「新たな民主主義の扉を開くため」に、好みには目をつぶって参加することにしました。

と言うわけで山口さんのブログと、「新着一覧」にトラックバック。

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【年金問題】OPの「新着記事」

唐突に勝手なお願いなんですが。

【年金問題】オープン・プロジェクトのブログ記事を書かれた時にはhttp://hytn.kir.jp/mt/mt-tb.cgi/82へトラックバックをくださる様にお願いします。
このページに新着記事として表示されます。

トラックバックを使ってブログの連携が出来る一例です。
まるでスパムTBですが、ご協力をお願いします。

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【年金問題】オープン・プロジェクト

木村剛さんが、公的年金関連のデータとプログラムの開示を受けるようだ。
ただしこれは紙ベースで、4991枚とのこと。
これを解析するのに必要な手順は、 McDMasterによると次のようらしい。
# OCR 技術
# データベース/データマイニング技術
# 検索技術
# その他技術

僕はこのうち、OCRが出来て、テキストデータをデータベース化することは得意です。
また、数字と格闘することや、ネット検索も可能です。
店番さえしていれば良いので、時間は有ります。

お手伝いしますよ。

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葛飾区議会の本会議でパネル使用をめぐって紛糾

鈴木烈議員が本会議の質問にパネルを使用することで、議会が紛糾しました。
新聞記事を読んだ方から、「パネル使用を認めずに、それを糾弾する議会は遅れているぅ~」との感想ですが、事実は違うようです。

毎日新聞記事
鈴木烈議員サイト内の日記(6月7日より始まっています)

事の顛末をまとめると。

6月7日の本会議の一般質問に、鈴木烈議員がパネルを使うことにした。
控え室に持ち込むと幹事長から「事前に根回しをしておいたほうがいいわね。」とのこと。
議会事務局次長に相談に行くと「議長に諮ってもらいたい」とのこと。
議会運営委員会の理事会で諮ってもらったところ「今回はパネルは駄目」とのこと。
(多分代表者会議という他の議会では非公式、非公開のもの。葛飾区では公式の会議だそうです。)
異議を申し立てたため鈴木議員を交えて再度理事会。
鈴木議員の申し出で議会運営委員会を開催。鈴木議員は議運の委員
「パネル利用は今後、全体の議会改革の議論のなかで決めていくので、今回は、パネル利用は止めるべき」という内容で採決。
本会議で「6月7日の議会運営委員会で採決をされた、『鈴木烈議員が今回の定例会での一般質問の際、質問の補助資料としてパネルを使うことを認めない』という決定にかかわらず、『鈴木烈議員が今回の定例会での一般質問の際、質問の補助資料としてパネルを使うことを許可すること』を求める動議」を、議運の事前の打合せで、私の一般質問が始まる直前に提出する。
大混乱の中、議長はいきなり採決を宣言。我々は激論中で全く聞こえないままの採決。
自分の一般質問。敢えて、原稿を書き換えることをせず、パネルをどのように使うつもりだったのか、皆にわかるような演説をしました。

東京新聞では、「傍聴者の一人は「パネルをめぐって二日ももめるとは信じられない」とあきれていた。」と記事を締めくくっています。

確かに、鈴木議員のパネル使用を認めない議会が「遅れてるぅ」と言われかねない事態ですね。
でも、ご本人も書かれているように、「今回は、パネル利用は止めるべき」との決定なので、これからの経緯を要チェックです。

ではなぜこれだけ紛糾したのでしょうか。
実は鈴木議員か議会運営委員だったからです。
自分が所属する委員会の採決に異議があるときは会議規則にあるように「少数意見の留保」という手段を使わねばなりません。
それ以外は委員会の多数決に従わねばなりません。

委員会報告を本会議で承認する際、反対討論をすることが出来ますが、これは当該委員には出来ないはずです。
少数意見の留保には別の一人の委員の同意が必要ですし、反対討論は同僚議員にしてもらう必要があります。
このどちらも出来ずに本人が動議を出す以外の方法が無かったとすると、鈴木議員の今回の行動は他の議員すべてに理解されなかったと言うことになります。

開け電網政治の時代掲示板で、他議会の議員さんに伺いました。
パネルについては「実際は議場ではほとんど認識できません。つまり、私から言わせるとパフォーマンスです。」とは手厳しいですが、これが実情だと思います。

葛飾区あたりで、議員全員が旧守派で、鈴木議員一人が孤立しているとは考えられませんので、今回は何らかの理解されがたい行動があったものと推測されます。
議会がこれだけ紛糾した原因は鈴木議員の言動にあったのだと思います。
鈴木議員が昨日から再開した街頭演説でどのように訴えられているかわかりませんが、この点を押さえて聞かれると、鈴木議員の評価が変わってくるのではないでしょうか。
あとは葛飾区民の皆様の判断を仰ぐこととします。

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三つのオフ会

僕がネット関係で参加した三つのオフ会で、ネット界の変遷を感じたので書く。

最初はネットの掲示板が普及したころ。2002年の5月でした。
そのメンバーはサイトをさくさく作れるし、せっかちでお節介、ギブ&テイクが常識だったし、いわゆるパソコン通信から抜け出してきたような連中でした。

次がNHK「変革の世紀」つながりのオフ会。2003年の3月でした。
この頃は掲示板にさくさく投稿できる人が増えてきたころです。
サイトを作っているだけではなく、掲示板で連携が取れればもっとネットの力を発揮できると考えていました。
掲示板では言い合っているだけではだめで、議論ではなく意見交換が大事で、それで自分の考え方をずいぶんと鍛えられたように感じます。
この頃には日記系のサイトも増えていたんでしょうけど、僕には興味がありませんでした。

そして今回、ブロガーのオフ会に参加しました。
ブログに興味を持ったきっかけは、RDFファイルを作れることでした。
RDFファイルは、ローカルパソコンのRSSリーダーやウェブページに埋め込んだコードによって新しい情報だけ簡単にチェックできます。
その後トラックバックによって、相手方のページにこちらのリンクを埋め込むことが出来るのを知り、この両者をうまく使えればサイトの連携も簡単に出来ると考えています。
ブログは基本的に日記やコラムですが、最近のブログはそれに掲示板的機能を盛り込んだことで爆発的に流行していると考えています。

日記と掲示板の大きな違いは、基本的に日記は書いて公表するだけのもので、掲示板は相手がいて議論・意見交換するものです。
つまり、掲示板では言いっぱなしではなく、相手の意見を聞いて理解した上、その範囲・相手が理解できる言葉で語らねばなりません。
IT革命後の時代は、情報の流通が飛躍的に発達し、組織の逆ピラミッド化とか、自律分散型の社会の構築が欠かせないなどと言われています。

僕自身は、掲示板的発想を持ちながらブログと掲示板を上手に使い分けていきたいと考えています。
ブログの普及でネットで発言する方が増えるとしたら、それはとてもうれしいことです。
ただ、これらの道具を上手に使い分けないと、多くのネット参加者に迷惑をかけるばかりでしょう。
ブロガーを日記系・掲示板系と分けることで、ブロガーのオフ会で感じた多少の違和感、今までのネッターとは違う感触が理解できたような気がします。
それだけネット界が広がってきたということですよね。これからの変遷も理解できるようについていきたいと思っています。

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ふじすえさんを飲む

しっかりと飲んできた。
そして、ブロガーのかたがたと濃密なコミュニケーションをしてきた。
今までのネッターといわれる人たちと、微妙に違う雰囲気も感じた。
これは「変革の世紀」オフの時にも「ああ以前とは違うなぁ」と感じたことだけど、そうやってネットの世界への参加者が増えることで普遍的になっていく過程なんだと納得した。

ふじすえさんをこき下ろすが、東大・官僚・国会議員という言葉から連想されるイメージが全く無い。
学校の成績は良かったんだろうし、事実、相手の言いたいポイントをスッとつかんでいたようだ。
でも、その上で出てくる言葉・表情・話し方は、「庶民感覚」だったように感じられる。
議員になってもこんな感じのままでいてくれたら、「新しいタイプの議員」といっても過言ではないだろう。

二次会のカラオケはめちゃくちゃだった。
確かに僕自身カラオケから遠ざかること10年。でも、就職した年にカラオケが始まっている。
いろいろとカラオケの変遷も見てきたつもりだけど、今まで以上に自分の感情を下手に抑えることなく爆発させているということだろうか。
そういえば、定期演奏会でのロビーコールも質が変わっていた。

これらの人たちがこれからバリバリ仕事をしていく。
僕も年輪を重ねてきて、こういう質の違いを忌避することなく許容していく必要があると頭痛が残る頭で感じた。

ひできさん他幹事の皆さん、どうもありがとう。
そして参加された皆さん、これからもお付き合いのほどよろしくお願いします。
僕にはこんな感じでしかブログを書けないけれど。

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ブログつながり、下呂・余市

エゴイスト日記に「Blog形式で情報発信して頂きたいのは、議員さんもそうですが」と紹介された私のブログですが、地方議員さんのブログの一覧です。
更新を多少サボっていますが、収集は続けています。

さて、そのエゴイスト日記に北海道からトラックバックが送られてきました。
unknownさんの、「北後志5町村合併、白紙って感じ(笑」という記事です。
余市町の吉田ひろかずさんの情報発信量は膨大で、「☆合併に関する掲示板回答☆」などはkeychさんのご参考にならないでしょうか。

この余市の吉田さんには盛んにブログを勧めているのですが、乗っていただけませんねぇ。
記事を書けばトップページに反映されるようにセットしてあげられるんですけど。

今日は木村剛さんのゴーログ「ブログはメディアになれるか?」つながりで「ふじすえさんを飲もう!」に行ってきますけれど、これらの繋がりがますます増えていくことを願っています。

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女性蔑視と地方議会軽視発言

議会の内容が「議会だより」程度でしか知れない時代が終わって、議員もネットで発言する、掲示板で意見交換する、議事録も家にいながら検索の上読めるような時代になったのに、地方議会が変わらなくてどうする。

女性蔑視と地方議会軽視発言を許すな
福岡県芦屋町議会議員 岡 夏子
自主・平和・民主のための広範な国民連合」サイトより

福岡県町村議会議長会の新人議員研修:研修内容に抗議
抗議文
福岡県 豊津町議会議員「原田さやか」さんのサイトより

「今、情報公開・住民参画の地方自治を押し進めていくために、新任議員は何をどのように捉え、考え、行動していかなくてはならないかが問われ、課せられています。」
この方たちは、今の時代に地方議会がどう変わっていかねばならぬか、いろいろと考えられていると思う。

「今回の研修会の講師である***氏につきましては講師の実績(各都道府県町村議会等の主催する議員研修会・事務局職員研修会、会議録調整に関する研修会、市議会議員研修会、本会主催の事務局職員研修会等多数の研修会に講師として招聘 )を勘案して、適任であると判断し、招聘したものであります。」
過去の実績が将来への資産となるどころか弊害となるような、どこぞの商店街のようなお話ですね。
まして、これからは「説明責任と住民との対話」が必要な議員研修において質疑がない、演説一辺倒の講習では、政治家の教育者として失格であったと言わざるを得ないです。

商店なら淘汰されるけれど、議会は淘汰されることはありません。
せめて新陳代謝に努められ、機能する議会に変身される事を切に望んでいます。
そして、たった一票の力であれ、それを後押ししていこうと思っています。

「女性蔑視」についても「議会軽視」と同じレベルで考えているということを瀬戸智子さんの「フェニミズム運動について」にトラックバックして、瀬戸さんからの宿題を終えることにします(^o^)

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ホームレスのアパート低額貸与事業

毎日新聞より
ホームレスのアパート低額貸与事業 自立の機会、期待と不安 /東京

 公園でテント生活しているホームレスの人たちに、都や区が借り上げたアパートを低額で貸す「地域生活移行支援事業」の説明会が今月下旬に開かれる。都と23区の共同事業として計画が発表されてから約4カ月。反響は大きく、対象となる都立代々木、戸山、上野、新宿区立新宿中央、墨田区立隅田の5公園にはホームレスがにわかに増えているところもある。行政は警備員を配置して新たな流入を規制するなど、対応しているが、課題はそれだけではない。【合田月美】

「公園でテント生活」している人たちは比較的裕福で、いわゆる人権団体の人たちからの支援もあるようです。
更にアーケードの下で寝たいる人たちもさまざまで、リヤカーを持っている人から大きなカバンひとつの人、荷物を持っていない人たちはどこかに預けていることが多いようです。

自立への意欲も千差万別であり、他人への依存度も異なります。

基本的に、住所を持つ事で生活保護の対象になり、健康保険証も支給されます。
リストラによって離職し、そのことによってアパートを追われた人は多いでしょうから、基本的に住居を与えるという施策は正しいです。
しかし生活保護によって、毎日のように病院に行き、空いた時間にパチンコや競馬を遣っている人もいます。
また、「仕事する意欲がある」と言いながら、中途半端な仕事を嫌がる人もいるでしょう。

以前の調査で、台東区は「桁違い」のホームレスがいるそうです。(1000人を超えていたのは台東区だけ!)
区議会非公式掲示板で議論したときも、ケースバイケースの対応が必要だという結論に落ち着きました。
議員が目をそむけることなく、行政と現場の協働が必要だと思います。
ただ、利権の温床になりやすい事柄でも有ります。
しっかりとした監視が必要でしょう。使われているのは私達の税金ですから。

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ブログで消化不良

「ネットde監視、地方議会」の本体がMovable Typeで構成できそうなので、ココログのほうは「私のコラム」と化す事にしました。
ちょっと落ち着いた気分です。

さて、My Blog Listに「要チェック」のブログを追加していったら、60を超えてしまいました。
これらはRSSリーダーで新着を見ることが出来ますが、他にブックマークのチェックもあって、毎日いろんなサイトをチェックしています。
これにはニュースサイトや地方議員などの掲示板が含まれているので、記事を読んでいろいろなことを考えます。
著作権法改正、参院選に向けた動き、佐世保でネットがらみの殺人事件?、などなど、などなど。
せっかく考えたんだから、性分として書いておきたいのに書けない日々が続いています。

いろんな人のブログを読んで「自分にはこんなに上手いこと書けない」と言う落ち込みもありますが、いろんな人がいろんなことを書かれているのを読んで、「なるほど」と感心している間に、自分の考え、その話題に対する自分のスタンスを固めている時間が無いことに気がつきました。
私は何か書くときに、自分のスタンスが固まってから書き始めて、書きながら読み直して書き進めています。
掲示板やブログにいろいろと書いて、いろんな方のご意見をお聞きしたいのですが、自分が書く前に次の話題に感心してそのことを考え始めてしまう繰り返しに陥っているんですね。
完全に消化不良状態です。

情報化の時代には、洪水のような情報を取捨選択し、整理して自分に必要な情報源とすることが一番大事だと解っていたのに、その洪水に飲み込まれていた訳です。
情けない。
いくつか持っているブログの性格分けも出来たので、じっくりと咀嚼していかねばと気づいた次第です。

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ブログでサイト作り

今、Movable Typeで「サイト」が作れないかチャレンジ中です。
データベース系のサイトですから、表紙にはXMLにXSLを適用して表を作っていますが、入力からサイトにアップするまで多少の手間がかかります。
関連記事へのリンクも併せて、MTなら記事中でのリンクやトラックバックを使ってもっと楽に更新出来そうです。

ただ、今までの資料をMTデータに変換したら、新聞記事や他人のサイトの記事がほとんどなんですね。
リンクが死んでいたら、アーカイブ資料として残せるんでしょうけど、閉鎖されたサイトの記事をグーグルから拾ってきたものもあって、著作権上大変問題の多い資料集なことに気がつきました。
身近な地方議員を知る上には、大変貴重な資料(そうだろぅ、そう思って集めたんだから)なんだけど、整理に時間がかかっています。

その間に、どのようにサイトとして仕上げていくか少しずつテンプレやカテゴリーをいじっています。

最近ニュースを賑わしているいろいろな事件に書きたいことは多いけれど、いろんなブログを読んでいると自分の文章に自身が無くなっている事もあって、テクニカルに走っているきらいがあります。
せっかくのココログを更新しないのも悔しいので、近況報告!?

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