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徳島県上勝町・三セク5社が黒字

いろんな事をこのブログで書きすぎましたが、地方ネタに戻ることにします。

徳島新聞から
上勝町出資の第三セクター五社の二〇〇三年度決算がすべて単年度黒字となった。町によると三年連続。
(中略)
県市町村課によると、県内の市町村単位の第三セクターは昨年三月末時点で九十八社。そのうち四十四社が同年七月一日現在、単年度赤字だという。

第三セクターといえば、放漫経営ばかりのような印象がありますが、徳島県では(かろうじて)半数以上が単年度赤字ではないんですね。
もっとも上勝町というのは、町長を筆頭に「町おこし」の実績がある町です。

上勝町役場のホームページ
なんと独自のドメインも取っていますね。(多くの市町村は県のドメインのサブドメインを使っています)
最近では「ゴミゼロ宣言」がニュースになっていますが、「阿波晩茶」などでも有名です。

出資している第三セクターがすべて単年度黒字、累積赤字が残っているのが一社という経営をしています。
この町は合併などせずにも生き残っていけるお手本のような町だと思います。

上勝町を紹介されている「エゴイスト日記(下呂市のまちづくりを考える??)」にはトラックバック。

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小沢一郎氏に思う

僕の周囲には小沢シンパが多い。と言うわけで、多少は小沢氏の言動に注目しています。

今回の管代表の辞任に対しては、代行の責任を果たす・参院選挙結果の責任は負わない・9月の党大会で正式に党首選挙、と早々に表明してくれれば惚れたかもしれない。

私が住む台東区では、期待されている若手区議の堀越クンが、本人が明言する「小沢チルドレン」です。

小沢氏の言動については、一部マスコミやネットで拝見してきて、意味明瞭な発言と伝えられますが、どうもその前段にあいまいな逆説的な仮定を置いていることが多いようです。
私が明確に記憶しているのは「在日朝鮮人参政権問題」ですが、「自民党が国籍を楯に明確に反対すれば済むことなのに、(中略)私は賛成の立場を取ります」との発言がありました。
テレビのニュースなどでは、この後半だけ放送されますから、「小沢自由党は賛成」と報じられましたが、きちんと読むとその反対であり、どちらに取られても言い逃れできるように発言していることがわかります。

さて、堀越クンの掲示板に「小沢先生が長年主張している政策を実現すると、「旧い政治家・役人・マスコミの既得権」が奪われることになってしまう」と基本政策が書かれています。

1.消費税の福祉目的税化(基礎年金・高齢者医療・介護保険)は、社会保険庁という役所を潰すことになってしまう。
2.放送局や新聞社への規制緩和は、「テレビ局やラジオ局の増加」や「新聞再販制度の問題」にも関わってしまい、彼らの既得権が奪われてしまう。
3.そして小沢先生の説く「政治主導」を極論すれば、法律の狭間でなされてきた「行政裁量」を排除するということに繋がり、行政の「意思」を政治に反映できない仕組みができてしまう。

まず、年金や保険をすべて消費税でまかなうとすれば、その税率はどのくらいになるでしょうか。
厚生年金の給与に対する比率は13.58%、医療保険は9.31%です。
所得がすべて消費に回ったとして、消費の22.89%を徴収しないとまかなえない計算です。
その他に現行の消費税や、労災・失業などの保険があり、社会保険庁を潰すには30%以上の消費税が必要ではないでしょうか。

WinnyやCDなどの著作権問題で彰かなように、マスコミの「既得権」はすでに低下しています。
確かに報道の根幹をなす、または報道周知のきっかけを与えてくれる存在ですが、その事実性に対する信頼はすでに喪失しています。
事件の本質を知るためには、各機関の報道を読みますが、さらにネット上の情報などを吟味して「私にとっての真実」を模索することにしています。

「官僚主導の政治」を打破された小沢さんの功績は、本来の政治を取り戻す上で非常に重要でしたが、その後の混迷を見る限り、主導すべき「政治」つまり政治家と有権者の受け皿がなかった。
読みの甘い、将来展望なき言動だったと思います。
もちろん将来的な願望としては素晴らしいと思いますが。

政権与党から飛び出して、現在の地位に甘んじているのはそれなりの理由があるはずです。
言語明瞭・意味明瞭と言われる小沢氏の発言ですが、実現不可能・前提があいまいなままでは、私には受け入れることができません。
しかし、このようにいろいろとを考えさせてくれる言動を、これからも見続けることになるでしょう。

(申し訳ないのですが、Bulkfeedsの検索「小沢一郎、党首」で見つかった皆様にトラックバックさせていただきました)

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匿名の弊害

木村剛さんの「匿名の人はコミュニティを壊す権利を持っているのか?」に対するトラックバック記事です。

以前に瀬戸さんや津村さんの記事を読んで、「匿名は強面」と言う記事を書いたことがあります。
私が掲示板に投稿を始めた頃は、ハンドルがあたりまえで、コテハン+メルアド付きで充分でしたが、こうやって「実名で」という議論が出来るようになったことを「ココログが人々の意識を変える?」で喜びました。

さて、木村さんの記事、「スパムコメントを受けて、ネットコミュニティが潰されていく」ですが、「荒らし」や「諍い」を散々経験してきた者として考えを書きます。


まず、現状でスパムコメントを防ぐには、相手のIPを弾く(接続禁止にする)以外にはありません。
掲示板では飛ばす(無視する)ことも出来ますが、ブログにコメントされれば、そういう訳にはいきません。
どのようなコメントにも自分をしっかり持って対応できないようであれば、木村さんのようにトラックバックだけ受付けるようにするしかないでしょう。

ブログは目立ちます。
木村さんのような有名人など、アクセス数の多いブログにトラックバックすると言うことは、特に目立ちます。
目立つとそこに茶々を入れたくなるのは、今までのネット人には当然のことでした。
アマチュア無線のRBBSでは、実名なんてとても無理な時代からネットは始まりました。
それが、インターネットのウェブサイト、掲示板、ブログなどの普及によって、匿名と実名が混在するような時代になってきました。

現状の規制の効かない(全く無い訳ではありませんが)ネットでは、ある意味なんでも自由です。
各種のコミュニティが壊されては復活したり、新しく芽生えて、現在のコミュニティが生き残っていると言っても過言ではないでしょう。
自分の技量(コメントを受付けない)や度量(木村さんのように笑い飛ばす)に合った対策を講じること、それこそ「自己責任」の世界が今の時代だとの認識が必要だと思います。

今後の展望として、発信者への自己責任という形で、IPアドレスの併記が当然と言うような時代がくるかもしれません。
そんな時代になっても、匿名掲示板の存在は貴重な情報源になりえるでしょう。
インターネットにおける情報収集の重要性とのバランス取りが続いていくでしょう。

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福田官房長官の辞任の理由

年金未納に対しての責任ではなくて、未納問題のコメントのに対する責任じゃなかったっけ。
これでは政府のスポークスマンは勤まらないと言う。

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ネットでは目立ちたくないのが政治家?

どこでも目立ちたがるのが政治家だと思っています。
ここんとこ、脱線しまくりなので、チョットは本題に近いことを書きます。

招待もされていない業界の新年会に、しかも、ライバルが帰った直後に乗り込んできて、「10分だけしゃべらせてくれれば良いから」と15分もしゃべるだけしゃべった国会議員がいました。
会費は頂いたのだろうか?

自転車行政に具体的提言をしたいと集まっている会合で、同じお話を何回も行政側に恫喝まがいに話されている議員もいます。

政治家は次の選挙で落ちたくありませんから、とにかく自分だけが目立つように努力していると思います。

翻って、「ネットde監視」していますと、皆さん、控えめですねぇ。

しゃべくりとは違って、ネット上の発言は記録に残りますから、これを証拠として「議会の品位を傷つけた」と言いがかりをつければ「懲罰」を課す事が出来ます。
ネットでの発言に、「その場しのぎ」は出来ません。
「懲罰」自体はその経過が議事録などで読めますので、どちらが有権者の共感が得られるのか、これは新聞報道などを鵜呑みにせず実際にご覧になってみてください。

ネット上では、日記やメルマガで「良い事を言っ」ている政治家がたくさんいます。
これらの政治家に、ブログで発信してくれ、ブログで発信している政治家は、その特長を活かして目立ってくれ、と秋波を送ってみました。

反応してくれたのは、茨城県議の井手よしひろさんだけでした。
ある方は、「この日記だけでいいの」と、明確に「ネットで目立つ」事を拒否されました。
この方は、メールにも苦労されているようですけど、日記の記述は素晴らしい。
どうもご本人が直接書いているわけではないようですけど、ネットをこのように使われていると言うだけで、私は尊敬していました。

折角の直接会話が出来るネットでは、政治家の皆さんは、とても控えめであるらしい。
それは、今までの政治家の資質の基準にはあてはまらない、ネットする政治家に現実の評価がついてこない、ネットで評価されても議席が守れない。

ここが変われば、「この国」が変わる。私は間違っているでしょうか。

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RE:会社って誰のもの

「経済・政治・国際」の新着記事を見ていたら、「会社って誰のもの」と言う記事があった。
これは中小企業診断士ブログの「裸の王様になりたくないけどやめられない」と言う記事にトラックバックした記事のようです。

僕は家内の両親が遣っている零細商店を任されていますが、僕の立場からみると間違い無く「会社は株主のもの」です。
什器や商品と言った財産は、負債と併せて資本金で賄っているからです。

ここで、「ワンマンでも裸の王様にならない仕組みを考えていけばいいのではないか。」と言われるのは、理解が足りないのではないかと思います。

まず会社では株主さんに資本を提供してもらいます。これで店舗や工場、商品や機械を揃えます。
そして社員にはその肉体(頭脳や体力)を提供してもらい、利益を上げて、その対価として給料を支払います。
資本については減らすなどと言うのは本末転倒であって、配当をすることが株主さんへの義務となります。

ここで経営者は、社員には会社の方針に従って快適に働いてもらい、納得できる対価を支払い、株主に配当することが仕事だと言えます。
つまり「風通しの良いシステム」を作ることこそが経営者の大事な仕事のひとつです。

会社のIT化にしても、社員が楽をすることで効率化を進めると同時に、経営者に対しても効率的に管理できる必要があるでしょう。
その場合は経営者が自分の会社にあった仕様書を作れる必要があります。

今までの右肩上がりの経済成長を続けられるならいざ知らず、オーナー経営者にこの区別が出来ないようであれば、零細企業は生き残れないと考えています。
オーナー経営者で報酬を取っていれば、配当は義務ではなくなるでしょうけど。

学者ではないので説明不足の点はお許しください。

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年金保険料、国会審議

国会議員の年金保険料未納問題で、いろいろなご意見を拝見しています。

私は、年金の仕組みを決定したのは国会であることだけ指摘しておきたいと思います。
つまり、「年金の仕組みをよく理解していなかった」という言い訳をする国会議員は失格だと言うことです。
「わかりにくい仕組みで、国会議員まで過ちを犯して申し訳なかった。すぐに改定いたします。」と明言してくれれば、私としてはすっきりします。

そのような政治家を望んでいるし、そのような姿勢を理解したいと思います。

でも、屋上屋を重ねて誤魔化し続けた年金の仕組みを解きほぐして、将来に期待が持てる年金制度を諮れるような政治家がいるんでしょうか。
政治家が選挙のみに汲々としている現状では、とても期待が持てません。
何をどこから変えていったらいいのか、よく解りません。
私が一人ででも出来る事、必ず誰かに投票すること、それだけは続けたいと思います。

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